今回は不育症の原因について記載していきます

妊娠はするのですが、流産や死産を繰り返す『不育症』患者さんは妊娠経験者の4.2%で発生しており、140万人ほどいると推定で厚生労働省研究班の調べで分かっております

欧米でも不育症の発症率は5%ほどで、日本も同じ傾向にあるようです

ではなぜ不育症になるのでしょうか

現代医学では幾つか原因があります

① 子宮の形が異常

② カップル間の染色体異常

③ 血栓で胎児に栄養が届かない

などが3割ほど

残りの7割は原因不明と言われています

中国医学的に診ますと

母体(お母さん)に妊娠を維持するだけのエネルギー、血液、子宮力がない状態で妊娠してしまう為、流産が起こりやすくなります

これは、中国医学を勉強している方ならば良くご存じだと思いますが、現代医学ではあまり知られておりません

赤ちゃんを授かるには、お母さんの心身ともに健康である必要があります

基礎体温や問診、望診をしておりますと、だいたい予測はできます

健康で元気な赤ちゃんを授かりたいなら、まずお母様、ご自身が健康で元気な状態になる必要があります

細かく言いますと旦那様もですね

妊娠して健康な赤ちゃんが生まれるには

① 健康で元気な精子が必要です

② 健康で元気な卵子が必要です

この2つがなければ受精できません

さらに、もう一つ大切な物は

③ 受精卵をシッカリ育てていく子宮内膜が必要です

この3つがシッカリしていなければ、赤ちゃんは授かりにくくなりますし、妊娠の維持も難しくなります

体外受精、人工授精でうまくい行きにくい方は特に、卵子の質、子宮内膜をシッカリさせていく必要があります

残念ながら35歳を過ぎますと、妊娠率は下がりやすく、流産率は上がります

その為、子宮力をつけていく必要があります

子宮力をつけていくには食事、漢方薬などで体質を変えていく必要があります

中には1カ月ですぐに赤ちゃんが授かる方もいますが、1年以上体質を変えてようやく授かる方もいらっしゃいます

私の経験上、最高46歳で赤ちゃんを授かり、47歳で出産された方もいらっしゃいます

年齢を気になさる方もいらっしゃいますが、閉経しない限り、可能性はあると思います