体外受精で凍結することでグレードが変わることがあるようです

先日、患者様で体外受精の為に、卵子を採卵して5個とれましたが、受精して育ったのは2個の胚盤胞で凍結しました

体外受精によるご妊娠でしたが、
1回目の一番グレードが良いとされる胚盤胞は着床に至りませんでした

そして、
同じ時期に採卵した、2番手以降のタマゴを移植すると決めたとき、
「1番目に移植したタマゴよりはグレード的には落ちるけれども、、」
と培養士さんに言わましたが

「グレードはあくまで見た目だからあまり気にしないで」

2番手、3番手のタマゴで妊娠する人も実は、いっぱいいらっしゃいますよ」
と私もお話させていただいておりました

移植してまもなくのことです

「解凍したら、グレードは良くなって、1番目のときと同じくらい」
と言われた!
とビックリ驚いていらっしゃいました

胚盤胞は、凍結すると形成しかかった「腔」は収縮し、
拡張をストップするそうです

その為、融解すると再び腔形成を始め、
より完全なカタチの胚盤胞になることはあるようです
(残念ながら、逆に悪くなる場合もあります)

そして
「陽性反応が出ました」とご報告を頂きました

やはり、胚盤胞のパワーはすごいなぁ〜と思います

案外、2番手、3番手のグレードと言われても
「絶対ダメだ」と否定せず、このまま心拍確認へ無事に進めますように
、お祈りしておく方がいいと思います

一人でも多くの方が健康で元気な赤ちゃんが授かりますように

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