今回は少し嬉しい二ュースを記載します

体外受精の実験で甘草に含まれる成分が受精能力の低い精子でも受精の確率を高められる効果がある事を長崎国際大学薬学部のの田中宏光准教授らの研究グループがマウスを使った体外受精実験で確認さました

生殖細胞の役割について研究されていたそうですが、今回甘草エキスを用いて体外受精の成功率について観測して良い結果が出たそうです

今回は体外受精にともなった、シャーレの中の出来事ですがもし、服用などで結果が出るようなら様々な漢方薬や甘草を含んだ物が使えそうですね

漢方専門という立場で見ますと、考えられるケースではあります

甘草にも実は、生甘草、炙甘草と大きく2種類にわかれます

恐らく炙甘草の事を言っていると思います

炙甘草は、色々な漢方薬に含まれる生薬を調和させる目的で使われることの多い生薬で多くの漢方薬の処方に使われています

また、四君子湯などに入っている炙甘草の場合は体力、免疫力を上げていく為に入れられております

生甘草は清熱解毒作用がある為、喉の痛みや皮膚の炎症などで使用します

安全な生薬である甘草も、長期間投与での血圧上昇等のリスクもあります

その為、誰にでも合うというわけではありませんので、漢方薬や生薬について専門的な知識のかる方と相談した上で使用しましょう

ちなみに私は、あまり甘草だけを積極的には使いません

理由は甘草だけを使用しても、あまり意味が無いからです

しかし、選択肢の一つとしての漢方薬が、西洋医学的にも有効利用して頂けるのであれば嬉しく思います