今回はプラセンタについて記載していきたいと思います

更年期障害や骨粗鬆症の治療に、欧米から導入されたホルモン療法が頻繁に使われております

婦人科の先生方のお話しでは、以前は卵胞ホルモンのみの使用だったものが、黄体ホルモンを配合してからは、発ガン性の危険はずっと低下して、安全性が高くなったと言われております

実はこのホルモン療法は、数千年前より中国では使用されており、安全性という点ではまったく心配のない、自然のものが使われております

最近、女性の方々が愛用されている化粧品の成分表示にプラセンタという字をよく見ます

漢薬名で『紫河車』と書きます

この紫河車は、ホルモン療法の元祖といえます

紫河車は、ブタの胎盤を火であぶって乾燥したもので、エストラジオール、プロゲステロンといった女性ホルモンで多くのアミノ酸等を含み、益気、養血、補精といった強壮作用をもつほか、女性の生殖器、卵巣、乳腺の発育を促進して胸を大きく豊かにします

無月経、無排卵、生理不順、不妊症、更年期障害、骨粗鬆症等の症状に応じて補気薬、補血薬、補腎薬、活血薬等と併用されると良いと思います

ひとりひとり体質が違いますので、誰にでも合う物はありません

自分に必要な物を使う事が大切だと思います