30代 女性 明石市 H様

不妊治療を終えて、赤ちゃんが授かりとても喜んでいただいているのですが、元々体が弱く細い方の為、流産しないか心配という事で連絡が入りました

H様は妊娠が分かった時点で、うれしい半面、流産経験もある為、同じ事が繰り返したくないという事で、すぐに病院で検査を受けてから連絡をくださいました

中国医学では流産防止のために、胎児をおとさせない漢方薬があります

一人ひとり体質や症状が違ってきますので、すべての人が同じ物を使うという事はまず、あり得ません

H様は高温期が短くなる為、黄体機能不全の傾向があります

そこで不妊治療でも黄体期は基礎体温が下がらないように『補腎陽(ほじんよう)』の薬をお渡ししておりました

引き続き少し処方を変えて妊婦さんでも安心して飲んで頂ける処方に変更してお渡ししました

『温補腎精(おんぽじんせい)』の薬と『益気昇提(えっきしょうてい)』の薬をお渡しして飲んで頂いております

服用量は加減してあります

また、妊婦さんはつわりで食事ものどを通りにくい為、少量を数回に分けて飲んで頂く方がいいと思います

今までの不妊治療の様な量は多すぎる場合がある為、1日5~6回ずつ少量で飲んでいく方がいいかもしれません

まず、2週間分お渡ししました

疲れにくくさせたり、胎児の維持が期待できます

ちなみに流産とは

妊娠反応が陽性になって子宮内に胎児が確認された後、胎児の成長が停止した状態、言い換えますと胎児が死亡した状態になります

自然流産や早産を3回以上繰り返す方は習慣性流産と言われます

習慣性流産や不育症の方はまず、お母様の母体を徹底的に健康な体にしていく必要があります

妊娠することはできても妊娠を維持する事ができない場合は健康な体質に変えていく事で『妊娠力を高めて流産しにくい体質』にできます

一般的に『流産しやすい時期』というものがあります

最終月経の初日から1週目と数える為、大体妊娠が分かる段階で4週目(2か月目)に入っている事が多いと思います

早期流産と言いまして12周目までが一番流産しやすい時期になります

   疲れを溜めこまない

   重たい物を持たない

   夜11時までには眠るようにする

最低この3つは守っておきましょう

一人ひとり体質や自覚症状は違います

また、つわりの状況によっても薬は変更していきます