今までに不妊症で色々な方をみてきました

漢方薬で健康な体質にして妊娠しやすい体つくりをしていった方は基本的には流産する確率がかなり低くなります

『妊娠しやすい体＝流産しにくい体』になっているからです

特に流産し易い時期があります

最終月経の初日からみて12周目（妊娠して2～3か月目）までが一番おこりやすいのが現状です（早期流産）

統計学的に８０％がこの時期です

原因は色々ありますが、話を伺っていますと

『妊娠していることは分かっていたものの無理をしすぎたため残念ながら流産を経験していらっしゃる方がほとんどです』

この時期は赤ちゃんが人間の手足、各臓器をしっかりとつくっているとても大事な時期です

妊婦さんはこの時期は特に安静にしておく必要があります

忙しい状況が続くかもしれませんが、後で後悔する前に自分自身も、そしてこれから生まれてくる赤ちゃんのためにもシッカリと勇気を持って休むことをして下さい

また、妊娠が分かった方に関しては漢方薬で流産をさせにくくする安胎薬を併用して頂いております

と言いましても不妊治療で飲んで頂いていた物を継続してもらっているものがほとんどです

例えば『婦宝当帰膠』、『ビタエキス』、『参馬補腎丸』などがあります

症状や体質によってお勧めするものは変わります

また、無事に出産された後は100日間はさらに安静にして下さいね

あとで後悔しない為にも出産後3カ月はあまり出歩かない！

初産の方は第2子不妊の原因になりやすいからです

また、更年期障害がかなりひどくなることもあります

出産後の3ヶ月間も不妊治療の時に使用していた薬を引き続き使えます

わからないことがあれば遠慮なく聞いて下さいね