自分の性格や行動って、わかっているようで、実は見えていないことがたくさんあります
 
もちろん様々な体験を通していくつかの自分の長所や短所は理解していると思いますが、自分の性格について全部わかっている人というのはあまりいらっしゃらないはずです

欠点は誰でも隠したいものですよね

指摘されるのは嫌ですし、良い所だけを見てほしいと思いますよね

しかし、それを承知の上で日頃から取り入れて行くと良い事があります

それは、 「いろいろな人に自分の悪い所、改善点を探してもらう」ということです

普段、他人は遠慮をして悪い点を指摘するようなことはしてくれません

言ってくれてもオブラートに包んだ言い方だったり、核心を突いていなかったりします

しかし「運気を逃さない行動」ができている人というのは、「他人から欠点を指摘してもらえる恵まれた人」であることがとても多いんです

恵まれた人・・・?

と思われたかもしれません

そうなんです

欠点を指摘してもらえることって、とても恵まれたことなんです

例えば自分に自信があり、自分の意思で行動を決定できる人

能力があってこれから自らの手でどんどん幸せをつかむ可能性が高い人がいたとします

しかしそのような人は、人から性格や欠点について指摘をしてもらえません

言い換えますと、指摘をする余地を与えていないんです

その状態でさらに年齢を重ねて地位が上がると、さらに他人からの意見が聞けない環境になっていきます

人間は長い年月、自分の言動や行動について指摘を受けないで過ごしていると、どうしても偏りが出てしまい、「常識」や「マナー」に対してズレが生じてしまいます

さらに謙虚さや感謝の気持ちが低くなり、頑固さや傲慢さが目立ってきます

これはよほど気を付けている人ではないと、年をとるにつれて悪化していきます

自分では正しい行動だと思っていても、周囲からは嫌がられる言動になっていることが多いんです

もはやそのことは自分では気づかない事が多いはずです

誰も指摘してくれないし、指摘をしてもらえる余地がない、「自分完璧オーラ」が出てしまっていると、改善することが難しくなります

人は年齢とともに精神的に成長をしますから、「自分のスタイル」というものができてきます

ですからぜひ、積極的に人から自分の欠点を指摘してもらうようにしましょう

いきなり「俺の欠点を言って!」と言われても相手はビックリされますし本音で話しません

欠点を指摘してもらうにも技術が必要になります

相手はわざわざ嫌な話をしなければならないのです

当の本人を目の前にして欠点を指摘するんです

あまりいい気分ではないですよね

そんな嫌なことをお願いするのですから、答えやすい態度で接する必要がありますよね

言ってもらったあとに険悪な雰囲気になっては絶対にいけません

笑顔で「教えてくれてありがとう!自分ではわからないんだよね~!」っていう明るいリアクションをしなければいけませんね

そんな努力をして、「あなたってこうしたらいいと思う」とか「先輩って話をするときにこんなクセがありますよね」などのように、第三者の指摘を受けることは「大きな財産」になります

先輩、後輩、家族、友人関係なく、いろいろな人に「自分の向上心」を伝えて、かつ「今現在の不足点(欠点)を指摘してもらう」ことです

あくまでも自分の向上心を伝えた上で「不足点をアドバイスしてほしい」というスタンスが大切です

毎日、「会社の上司に怒られて欠点を指摘されているよ」という人もいるかもしれませんが、これは自分から積極的に聞きにいったことではないので意味合いが少しずれてきます

受け身ではなく能動的に行動を起こしていく必要があります

簡単に言いましたら、自分から相手に聞くことがポイントです

このことを行動に移すことは今日からすぐできますが、決して簡単なことではありません

しかし自分が今「運気を落とす行動」をしていないかどうか、を把握するためには第三者の目がどうしても必要なのです

わざわざ「ダメだし」をしてもらいに行くのですから勇気もいります

プライドも捨てなければなりません

ましてや後輩に「ダメだし」をしてもらうなんて、抵抗があるかもしれません

しかし思い切ってやってみると何かが変わる事があります

また、新しい気付きが出てくることがあります

最初はまかなか相手の本心を引き出せないかもしれません

しかし慣れてきて自分のことを素直に話せるようになると、貴重な第三者の言葉をたくさん聞くことができます

指摘を受けて納得できる意見もあれば納得できない意見もあります

中には納得できない意見であっても、「このように第三者に思われているんだ」というふうに客観的な意見を受け入れて頭の隅に置いておくだけでもいいと思います

人それぞれ何が「運気を落とす行動」になっているかは異なります

だからこそそれを探す習慣が大切なのです