漢方相談をしておりますと毎年、夏頃から受験生の方が来店されます。

高校受験や大学受験を受けられる方が多いのですが、中には中学受験をされる方も来店されます。

ちなみに、私は元薬剤師国家試験予備校講師であったため、受験のやり方、心得、テクニック、健康維持、生活習慣のアドバイスもします。

これから、中学受験を考えようかな?と思っておられる親御さんも多いかと思います。

実は、中学受験はお子様の学力も大切なのですが、実はそれをサポートするご家族の協力なくして合格は難しいと思います。

恐らく進学塾に通われている方が多いと思います。

いい方が悪いですが、小学校のテストでいくら100点ばかりとっていても、中学入試問題は大学受験なみに難し問題が出題されます。

恐らく進学塾へ行かなければ中学受験はほとんど全滅状態になりかねません。

ちなみに超難関の中学受験を目指すなら3年生の終わりぐらいから少しずつ準備をしていくぐらいの方が良いと思います。

遅くても4年生の冬ぐらいから対策を練って計画的に学習していかなければ、難しいと思います。

久しぶりに難関校の受験問題を見てみました。

元予備校講師であった私ですが・・・

やっぱり難しいです。

語弊があるかも知れませんが、薬剤師国家試験の方が簡単かもと思えるようになります。

なぜか?といいましたら、中学受験の問題は暗記ではまず解けません。

国語、算数、理科、社会とありますが、問題文を読み解く力、理論的に考えて出題者が何を聞きたいのか?など出題者の意図がある程度わからなければ解けない発展問題が多いです。

今までの暗記や解き方のパターンをやれば解けるような問題はなくなり、解き方そのものを自分で考えることが求められているように思います。

未知の難問に挑んでいけるかどうか?これが本当の頭の良さのように思います。

①まず、問題文で何がわかっているのか?正確に理解する必要があります。

②そこから、最初にわかることは何か?それがわかることで次になにがわかるのか?

③問題文から回答に向かっていく道筋を考える力が必要のように思います。

回答を導き出すには何が必要で、それを知るには何がわからなければならないか?

結論から逆に戻っていく考え方も必要になります。

これらの能力は、すぐには身につかないためコツコツ積み重ね訓練する必要があります。

でも、これらを親子で協力して目標に向かって挑戦することは、これから生きていく上で大きな財産になると思います。

つらい時期もあると思いますが、目の前の目標に向かって、今何をすべきなのか?何のためにやっているのか?

よく考えてみられると良いと思います。

中学受験は本人の力だけでは難しいと思います。

ご家族の協力があってうまく行くと思います。

私は子供4人とも中学受験に挑戦しても良いと思います。

なぜなら、それをやりきったときに得られるモノがとても大きく、子供達の今後の長い人生においてプラスになると思うからです。