念願の赤ちゃんが授かったが、頭痛が酷く頭痛薬を飲みたくないと言われる方も多い為、妊娠中の頭痛について記載します

ちなみに、妊娠初期の女性が、イブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDエヌセイド)を使用すると、流産リスクが増大すると言われております

市販のNSAIDにもリスクがあると考えられています

NSAIDは鎮痛薬として関節リウマチ(RA)、狼瘡(ろうそう、lupus)、片頭痛などの治療によく利用されています

妊娠後期では胎児の循環系の正常な発達を妨げる事があると言われています

実際に妊娠初期にNSAIDを使用していた女性は流産リスクが2.43倍と言われています

(妊娠直前から妊娠20週後までに少なくとも1回NSAIDを処方されていれば、NSAID使用者とみなされています)

薬剤別にみるとリスクに差があり、

ジクロフェナク(商品名:ボルタレンなど)は3倍

ナプロキセン(同:ナイキサンなど)は2.64倍

イブプロフェン(同:イブなど)が約2倍

NSAIDが流産を誘発する機序は明らかにされていないが、陣痛の誘発に関与するホルモンであるプロスタグランジン(PG)の値に影響を及ぼす可能性があると思われます

「妊娠初期には、頭痛などの緩和にはNSAIDの代わりにアセトアミノフェンを使用するのが比較的安全である」と言われています

関節リウマチや狼瘡のため継続的にNSAIDを使用する場合は、計画妊娠がよく、事前に治療オプションを話し合うことが望ましいと思われます

中国医学では血液を増やして血流を良くしていく物を使う事で頭痛、疲労感なども改善できる物があります

これならば、流産の心配も無く安全だと思います

誰にでも合う物はありませんので、自分に合う物を使いましょう