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よくあるご質問(初めての方へ)

よくあるご質問

中国漢方とは?
中国伝統の医学です。長い歴史の中で培われた豊富な経験から原因、体質を確認して一人ひとりの症状、体質にあう薬草を組み合せて薬をお渡しします。現代医学の病名や検査結果などももちろん参考にしています。

 

漢方薬はどれくらいの値段がかかりますか?
症状にもよりますが1日300~1,000円ぐらいが目安です。症状が変われば処方も変わっていきますし、薬の量が減ったり増えたりします。軽い症状の方ですと1か月5,000円ぐらいの方もいらっしゃいます。また、症状が酷くなった時だけ飲む薬や毎日飲む薬などもあります。早く結果を出したいという方ははじめの薬の種類、量が増えるため一時的に高くなります。しかし、良くなってくると薬の処方内容、量も変わってきます。

例えば、

  • 皮膚科の大人のアトピー性皮膚炎の場合(1カ月20,000円~)
  • 婦人科の不妊(1カ月10,000円~)
  • 腫瘍(ガン)の場合(1カ月30,000円~)
  • その他内科疾患の場合(1カ月10,000円~)(2週間5,000円~)

初めての慢性の病気の場合は、症状にもよりますが7日、14日で様子を見ていきます。症状、体調が安定してくれば1か月分、2か月分とお渡しする方もおられます。

病院で色々薬をもらっているけども飲み合せなどは大丈夫?
基本的には問題ない物が多いのですが、患者様の症状によっては併用しない方がいい物も実際ありますので、ご来店の際は『お薬手帳』や今、飲んでいる薬、サプリメント、健康食品なども教えて下さい。病院で検査を受けた場合は『検査データー』も持参して頂けますと参考になります。婦人科の相談は『基礎体温表』をお持ち頂けますと生理周期だけでなく、一人ひとりの体質や、子宮内の弱っている部分などもわかる事があります。ちなみに漢方薬は基本的に身体をしっかりさせていく為、病院の薬を一緒に飲む事により、その病院の薬の副作用を減らしてくれたり、うまく効いてくれなかった薬をちゃんと効かせてくれる事もあります。

 

相談時間はどれくらいかかりますか?
初めての方は病気の症状だけでなく食事、睡眠、便の状態など、体全体のバランスをうかがった上で病気の原因をみていきます。顔、舌をみると何処が弱っているかまでわかりますので毎回みさせて頂いております。その為、初回は30分はかかりますので電話予約して頂けますと待ち時間がなくスムーズに相談できます。2回目からは10~20分ほどで薬は飲めているか、効果が出ているか、症状の変化などを確認させて頂いております。

 

漢方薬は長く飲まないと効かないというイメージがあるのですが?効果はどのくらいで表れますか?
風邪や便秘などの急性症状なら1~3日で効果が出るものもあります。また、冷え症などの場合は試飲して30分ほどで体がポカポカするという体験をされている方も実際いらっしゃいます。かなり疲れがたまっている時にお勧めドリンクをお渡しして飲んで頂くと、30分ほどでしんどいのがとれて元気になりましたと喜んで頂いた例もあります。にきびの炎症などは1週間~1か月ほどである程度変化が見られると思います。慢性の病気の場合はどうしても時間はかかると思います。(3~6か月が一つの目安です)飲んだり飲まなかったりしますと効き目も落ちてしまいますので、しっかりと飲んでいくと効果が表れやすいです。毎日飲む薬と症状が出た時だけ飲む薬があります。

 

漢方薬はずっと飲まないといけませんか?
そうではありませんが、飲み続けた方が良いと思います。症状は改善しても体質が改善されていなかったり食生活などが乱れると再発する事もあります。調子が良い場合は問題ありませんが、調子が悪い時にツライ症状が現れる事もあります。その時に予防目的で飲んでおく事と治りが早かったり、症状が出ても軽くて済みます。普段から予防薬として飲んでいますと酷くなる事も少なくなると思います。

 

副作用はありますか?
副作用と言われるものの多くが体質に合わない漢方薬を病名だけで、選び長期間飲み続けた結果、重大な事故になってしまった医療事故はあります。

例えば、

  • 風邪=葛根湯
  • 肝炎=小柴胡湯
  • 不妊・月経不順=当帰芍薬散

このような使い方をすると漢方薬の本来の効果が出ないばかりか、体に合わない薬を長期間服用することにより副作用が出る場合もあります。実際に肝炎の方へ長期間に渡り小柴胡湯を服用して間質性肺炎となり死亡された例があります。この様な事件は漢方専門の知識があれば未然に防ぐ事が充分できます。また、インターネットなどで不確かな物を購入して飲み続けた為、思いもよらない事が起こる事はあります。ですから自分の体質に合った漢方薬を飲むには、漢方の専門知識をもち、じっくり話を聞いてくれる薬剤師や専門医などに相談したうえで購入した方がいいと思います。飲んで何か症状が出て不安なときは自己判断せず、その旨を伝えてご相談ください。

以前漢方薬を服用したら調子が良かったのに、先日、同じ薬を服用したら逆に調子が悪くなりました。なぜこのようなことが起こったのですか?
これは漢方薬が服用された方の証(症状、体質)に合った場合と合わなかった場合に起こりやすいです。証とは現在の体質と症状を総合したものです。一見前と同じ症状であっても、服用する方の体質が変化していれば証は異なります。そのため適応する薬も異なってくるのです。このような証の変化は受験前と受験後、結婚前と結婚後、出産前と出産後、更年期前と更年期、などで見受けられます。また、これとは逆に昔効果がなかった物が、最近飲んでみるととても良く効いたという事も実際にあります。

 

本人が相談に行かないとダメですか?
基本的にはご本人が望ましいです。たとえ病名は同じであっても一人ひとり体調、体質、細かい症状が違います。本人さんの顔、舌の状態、細かい症状、体質などもみた上で漢方薬をはじめ健康食品などをお勧めさせて頂いております。ただ、どうしても本人が来店できない理由がある場合は、その方の事を良く知っていらっしゃる代理の方に話を伺い薬をお渡しする事も例外的にあります。

 

漢方薬はどの様な病気に効きますか?また、効かないものはありますか?
基本的には内科、皮膚科、婦人科、心療内科、眼科、耳鼻科、整形外科、小児科、ペットの漢方など病気に効きます。しかし難病の場合は時間がかかる事もあります。

特に効果が出やすい疾患

  • 皮膚科:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、にきび、慢性蕁麻疹など
  • 婦人科:不妊治療、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期、生理不順、生理痛、片頭痛、冷え症、不正出血、PMS、貧血など
  • 内科:ガン、眩暈、痺れ、心筋梗塞、脳梗塞、狭心症、風邪、痔、慢性疲労、花粉症、不眠、ダイエット、喘息、気管支炎、慢性の下痢、慢性微熱、慢性疲労、膀胱炎、前立腺肥大など
  • 耳鼻科:耳鳴り、難聴、耳のつまり、ちくのう、後鼻漏、鼻水、鼻つまり
  • 眼科:緑内障、白内障、目の充血、目の疲れ、ドライアイ、目の痒みなど
  • 整形外科:腰痛、関節痛、ヘルニア、変形性関節炎など
  • 精神内科:パニック障害、統合失調症、自律神経失調症、不安感、落ち込みなど
  • 小児科:高熱、乳児性湿疹、便秘、下痢、アトピー、喘息
  • ペットの漢方:腫瘍、アトピーなど

現代医学はからだの悪い部分を取り去ったり、病原菌を直接殺したりすることが得意です。また、精密検査はとても得意分野になります。体質改善をするのとは苦手になります。

漢方薬は体質を改善して病気を治す力(自然治癒力)を引き出して、本来備わっている正常な状態に戻していきます。体の中にたまっている毒素を出していったり、体に足りない必要な物を補って体調を良くして、血液の流れ、経絡の通りを良くする慢性の病気は得意になります。

また、風邪やインフルエンザなどの急性症状なども得意なのですがあまり認知されていないのが現状です。外科的手術、精密検査はできない為、現代医学の力が必要になります。現代医学で良くならない方が漢方薬を飲むようになってから体調が良くなってきたという方が多く見られます。

このように現代医学と漢方医学はそれぞれの長所をうまく適用することで、少しでも病気の症状が良くなるようになればいいと思います。

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