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女性特有の症状について

女性特有の症状について

生理痛

正常な方は生理痛がないことが当たり前です。痛みがあるという事は体のどこかに異常が生じている可能性が考えられます。人によっては、お腹が痛い、黒い塊が出る、腰痛、激しい痛み、吐き気、立っていられない眩暈がするほど辛い、すごく疲れるなどの症状がある方もおられます。痛み止めで一時的に痛みを抑える方法もありますが、その場の痛みを抑えているだけで根本的な治療方法ではありません。これを放置しておくと子宮内膜症、子宮筋腫、子宮内部の癒着の原因になることが多いです。

原因

冷え、血の流れが悪い、血液に栄養が足りない。ストレス、体に不要な毒素が溜まっているなど。一人ひとり原因が違いますのでその方の症状や体質に合う物をお勧めしています。

月経不順

正常な方は28日前後で1回は生理がきます。(プラスマイナス5日前後なら問題ありません)この様な症状はありませんか?

  • 生理周期が20日ほどでくる、生理周期が35日以上たってからくる
  • 生理の時の色が透明っぽくて薄い、生理の時は熱をもった濃い色をしている
  • 生理の期間が3日以内ですぐに終わる、生理の期間が1週間以上でダラダラつづく
  • 生理量はかすれるぐらい少ない、生理の量が多い
  • 不正出血(生理ではないのに出血がある)
  • 生理がこない、生理は2~3か月に1回くる

以上の様な症状のある場合は何か原因があります。血液に元気がない、エネルギー不足、冷え、のぼせ、ストレス、腎機能が弱っている。血の流れが悪い、血管が破れやすい、水分の摂り過ぎ、体に不要な物が溜まっている。

特に不妊症で悩まれている方は基礎体温を付けていく事で自分の生理周期がわかると思います。一人ひとり症状や体質が違いますので、原因に合わせて処方する物が変わってきます。

※詳しくは妊娠のしくみと基礎体温を参照して下さい。

黄体機能不全

黄体からのエストロゲン、プロゲステロンの分泌がうまくいかなくなり子宮内膜の増殖ができなくなります。子宮内膜の厚さが6mm以下で厚くならない為、受精して子宮内膜に着床してもうまく育たないため、流産する事があります。基本的には排卵はある場合が多いですが月経不順、着床障害、流産の原因になります。また、子宮内膜症、高プロラクチン血症などの疾患を併発する方も見受けられます。不妊症の原因の一つにもあげられます。

基礎体温表では、高温相持続は10日以内、高温相と低温相の温度差が0.3度以下、高温期の基礎体温が不安定でガタガタしてしまう。

漢方の治療方法

高温期を安定させやすくして、子宮内膜の厚みを出し柔らかくする薬草を中心にお勧めしています。体を温める物を中心に使って行きますので体自体がしっかりしてくると思います。

高プロラクチン血症

非妊娠状態の場合、出産後の断乳期間が1年以上で胸の脹痛や乳汁分泌が続く場合、無月経などが見られます。基礎体温表では基礎体温ではギザギザで不安定になり、排卵時の時の基礎体温の上昇が3日以上かかる低温期がダラダラと長く続く、無排卵のため二相性にならない。

ストレスを受けやすい方が多く見受けられます。生理前などに胸が脹って痛い、イライラするといった症状も良く見られます。この場合は排卵がうまくできていない事が多いです。

漢方の治療方法

気の巡りを良くしたり、血液の流れを良くする薬草を良く使用します。そうする事で自然に排卵ができるようになり、基礎体温も安定してきます。

子宮内膜症、チョコレート嚢腫(卵巣内)

正常の方の場合、子宮内膜は卵巣のホルモンにより増殖して厚くなります。また卵巣のホルモンの低下によって使われなかった子宮内膜は剥がれ落ちて生理となり体外へ排泄されていきます。

子宮内膜の組織は子宮の内側にだけあるはずが、ほかの違う場所に発生します。そのため、卵管の通過障害、卵管采周辺の癒着、卵巣機能の低下などが起こりやすくなります。また生理痛などの激しい痛みを伴う事があります。できる場所によって不妊の原因になることがあります。

漢方の治療方法

血流を良くして体に溜まった古い血や毒素をシッカリと排泄していく薬草を使用します。まず自覚症状で生理痛の痛みが治まってくると思います。

子宮筋腫

子宮の周辺に筋腫ができる病気です。できる場所や大きさによって受精卵の着床障害や流産を起こす原因になる事があります。特に生理痛が酷い方はなりやすい傾向があります。オリモノが多くなったり、月経の量が多くなったり。痛みが酷くなりやすい、圧迫される症状なども起こりやすいです。手術をして筋腫をとってしまう方法もありますが、体質は変わっていないため再発する可能性はとても高くなります。また、体にメスを入れる事で血流は必ず悪くなります。

漢方の治療方法

根本的に気の巡りや血流を良くして体に溜まっている悪い物を取り除いていく必要があります。また、塊を散らしていく物を併用していきます。3cmほどの大きさならキレイになくなった方もいらっしゃいます。5cm以上の大きさの場合は少し時間がかかると思います。

排卵障害

規則正しく排卵があれば約28日周期で月経が起こり基礎体温表も安定した二相性になります。生理が不規則な方や基礎体温が乱れる方は排卵に異常がある可能性があります。

漢方の治療方法

排卵異常の原因となる低温期の時期に卵子が育っていくため、低温期の時期にしっかりとした卵子を育てていく物を使います。そして排卵の時期には血流を良くする物を使うことで排卵が自然にできるようになってきます。排卵ができるようになるとオリモノにも変化が見られる事が多いです。

多嚢胞性卵巣症候群

正常の方なら毎月一回、成熟した卵胞から卵子が1つ出て排卵していきます。しかし、多嚢胞の場合は左右の卵巣に未熟な卵胞がたくさんできてネックレス状につながった嚢胞状の物ができてしまいます。基礎体温は一相性で無排卵、無月経になる事が良く見られます。不妊症の原因の一つになります。

漢方の治療方法

下半身を強化していく物を中心にして、血液循環を良くしていきながら体の中に溜まった老廃物は体外へ排泄していく必要があります。

更年期障害

女性の場合は50歳前後で生理が止まり閉経を迎えます。この時に今まで妊娠できる体であった状態からホルモンの分泌が少なくなりバランスが崩れて今までに経験した事のない色々な症状が出てきます。

眩暈、立ちくらみ、肩こり、腰痛、関節痛、冷え、のぼせ、耳鳴り、発汗、体重増加、骨粗鬆症、高血圧、頻尿、便秘、下痢、しびれ、イライラなど色々人によって違ってきます。

この場合は一人ひとりの体質、症状に合わせてその方に合う物をお渡しします。体質、症状が落ち着くまでしばらく時間がかかるかも知れませんが漢方薬や健康食品でツライ症状が改善されたり軽減される方も多くいます。

特に出産後に無理をする事で更年期を迎えるころに一気にツライ症状が出やすい方が多く見受けられます。これから赤ちゃんを産む方は特に出産後の3か月は無理をせずに安静にしておきましょう。また、日頃からストレスを溜めない様に気分転換できるといいと思います。

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