多嚢胞性卵巣症候群は漢方薬で治療していく事で改善して妊娠できる方が多くいらっしゃいます
現代医学の治療ではうまくいかないケースも体質を変えていく事で良くなっていきます
今回は多嚢胞性卵巣の状態についてみていきます
卵巣腫大(正常の大きさの2~4倍ほどの大きさ)、白膜肥厚(卵巣の外側が厚くなっている)
同時に卵胞が成長していくが、10mm以下の小さな卵胞が10個前後できてしまう状態(ネックレスサイン)で、主席卵胞はない状態です
①副腎の異常によって男性ホルモンの『DHEA-S』が異常に多くなります
この場合は、短期間だけ排卵誘発を目的としたデキサメタゾンなどを使って副腎の働きをストップさせます
排卵したらデキサメタゾンはストップします
※デキサメタゾンはステロイドです(この場合は必要な為、短期間投与されると思います)
個人的に私はステロイドは使わない方がいいと思いますが、この場合に関してはステロイドが必要になります
長期間ダラダラとステロイドを使う事は体に負担がかかり過ぎて良くないと思います
②糖代謝異常によって高インスリン症の場合も男性ホルモンが高くなってきます
この場合はメトフォルミン(グリコラン)などを使って排卵させていく方法をとられます