多嚢胞性卵胞症候群の主な症状
日本は欧米諸国と比べると肥満や男性化の兆候が少ない様に見受けられます
その代わり、月経異常や不妊(98%)がよく見られます
月経異常の場合(4段階に分かれます)
①稀発月経(35.4%)
たまに排卵が起こり2相性になっている状態
排卵も生理もある状態
この場合は治療するとすぐに良くなる事が多いです
②無排卵周期症(19.4%)
基礎体温は一相性で卵胞は発育するが無排卵の状態で黄体化して生理が来る(破綻出血)状態になります
子宮内膜増殖症(エストロゲンが多くなり子宮内膜が分厚くなりすぎてしまう状態)
排卵はしていないが、生理はきている状態
この場合は排卵を起こしやする必要があります
③第一度無月経(42.8%)
排卵もしていないし、生理もきていない状態になります
この場合は産婦人科へ行ってホルモン剤(ピル)を5~7日ほど内服していきます
すると2~3日後に生理が来る状態
毎月ホルモン剤を飲んで生理を無理やりこさせるようにします
長期間ホルモン剤を飲む事で肝臓や腎臓に負担かかかったり、血栓(血管がドロドロ状態になり詰まってくる)ができてしまう事があります
この場合はホルモン剤を使わなくても体質を変えていく事で自然に排卵して生理が来る状態にまでする事が可能です
しかし、時間がかかります(個人差はありますし、年齢にもよります)
④第二度無月経(2.4%)
病院でホルモン剤(ピル)を投与してもらっても生理が来ない状態になります
この場合はカウフマン療法をいっていく必要があります
このレベルになりますと漢方薬だけではかなり難しい状態になります