GnRHアゴニストとは脳の視床下部に作用させる薬になります
点鼻薬や皮下注射があります
点鼻薬 スプレキュア、ナサニール
皮下注射 スプレキュア、リュープリン、ゾラデックス などがあります
使用目的としては
子宮内膜症の治療として一時的に生理を止める為に使います
3か月から6カ月ほど生理を人工的に止めてしまいます
生理痛を起こさせないために、長期間に渡って無理やり生理を止めさせるのは本当にいいのか?と疑問に思いますが、現代医学ではこの方法をとります
不妊治療として卵巣の反応を良くさせる目的で2週間ほど使用して排卵誘発剤(hMG注射)と併用する方法もあります
副作用としては
閉経になりやすく、エストロゲン(女性ホルモン)が低下しやすく、テストステロン(男性ホルモン)が上昇しやすくなる
エストロゲンが低下する事で卵巣機能も低下して卵子の質も悪くなります
男性ホルモンが高くなる事で多嚢胞性卵巣症候群になるケースもあります
更年期症状のホットフラッシュ、ほてり、冷えのぼせ、異常な汗の他に関節痛、骨粗鬆症、肝機能障害が起こりやすくなる
また、再発する可能性が高い事が考えられます
実際に、この様な説明がないまま、勝手に治療を進めて患者様の体がガタガタになった状態で、相談に見られる方が多くいらっしゃいます
賢い患者様は自分で色々勉強して医者任せにしない事だと思います
本当に満足のいく方法が見つけられるといいですね