今回は抗がん剤について記載していきたいと思います

抗がん剤とは、ガンの治療に用いられるお薬です

投与された抗がん剤は、ガン細胞に到達してガン細胞の中に取り込まれ、ガン細胞がふえる(増殖)のを阻害して、ガンが大きくなるのを防いでいきます

その後、がん細胞が徐々に死滅し、ガンが小さくなります

しかしながら、抗がん剤は、ガン細胞ばかりでなく、正常な細胞にも作用してしまうことから、人間にとっては有毒とも考えられます

抗がん剤が正常細胞に作用して生じる不利益な症状が副作用です

副作用に対する備えのために行う治療に支持療法というものもあります

抗がん剤は、多くは静脈注射、時には筋肉注射、髄注(脊髄腔内に直接注射する)、局所注射等の方法により投与されます

この投与は、一度きりの投与ではよくはならず、何度か繰り返す必要があります

また、治療には、複数の抗がん剤を投与して治療します

その方法は、日本あるいは東北地区などでグループとして治療研究を行っている方法を用いる方法と、稀なガンの治療には、今までに世界各地で行われてきた治療法の中で、最も良いと考えられる治療法を文献的に探して行う方法とがあります

いずれにしても、その時点では最も良いと考えられる治療を用いて治療します

この薬の使い方を決めた方法を、プロトコールと言います

治療は、このプロトコールに従って治療を進められるわけですが、がんの種類や、プロトコールによって違いがあります

しかし、臨床の現場では抗がん剤の副作用が強すぎる為、患者様の体がもたない事も多い事が分かっています

その為、漢方薬や健康食品を併用して抗がん剤の副作用を軽減しながら、治療を進めていかれる方が多くいらっしゃいます