腫瘍による『きのこ製剤』について

今回はがんの漢方療法について記載します

成人の２人に１人はがんになる時代になりました

がんで亡くなる人は増えつづけていますが、一方でがんが完治して社会復帰した人も増えてきました

がんに対する治療法も増えてきたため、がんは『死の病』というイメージは変わって来ています

薬局でのがん相談は大きく分けて以下の４つのケースが多く見られます

私の場合はがんの部位や進行度、本人の体力などに応じて様々な漢方薬や機能性食品を使い分けます

上記①～④のいずれのケースでも免疫力を高めることはとても重要であると考えています

がん免疫を高めるためにはβ－グルカンなどの多糖類を多く含んだきのこ類が良いことが知られています

きのこには様々な種類があり、使う部位も子実体（かさの部分）、菌糸体、胞子に分けられます

きのこ製剤は基本的に口から服用するので、腸から体内に吸収されて肝臓や胸腺、血管内の免疫細胞を刺激することが知られています

一般にアガリクスなどの子実体を煎じても有効成分の多糖体は分子量が大きすぎて腸からはほとんど吸収されないといわれています

一方菌糸体や胞子を使った製剤は子実体に比べて腸から吸収されやすいため、はるかにがん免疫を高める効果がよいといわれています

菌糸体や胞子を使った製剤には星火霊芝宝などが知られています

個人的には星火霊芝宝はとても良いと思いますが、経済的に継続する事が難しい事があります

その為、１人ひとりの体質に合った物をオーダーメイドでお渡しさせていく事をさせて頂いております

そうすることでコストは半額ぐらいで、何とかできるようになってきております