明石市 A様 生後6カ月 7キロ
外出して風に当たり過ぎたせいか、朝から熱が出ており、透明の鼻水もポタポタ出てきている
また、離乳食をいつもパクパクと食欲もあるはずが、今は食欲も全然ないという事でのども痛いかもしれないという事で来店されました
お母様は看護師さんで病院の事も良くご存じの様ですが、娘さんには化学合成の薬は飲ませたくないという事で漢方薬で何とかしてほしいとおっしゃられます
風邪をひいたようです
病院へ行くと解熱剤と抗生物質が恐らく出されるでしょう
さらに、抗ヒスタミン薬を処方されると思います
漢方薬では無理やり熱を冷ますことはしません
無理やり熱を冷ましても意味がありませんので、そんな事をしなくても
体を温めながら発汗させてあげるだけで自然に熱は下がってきます
生後6カ月の赤ちゃんの場合は大人の1/１０～1/５ぐらいの量で充分効果があります
また、バイキンだけでなくウイスルをやつける効果のある『板藍茶（ばんらんちゃ）』と水分代謝を調節する『苓甘姜味辛夏仁湯（りょうかんきょうみしんげにんとう）』、さらに体を温めながら発汗させる『麻黄湯（まおうとう）』を小分けにして1回分ずつお渡ししました
A様はとてもいい事をおっしゃっておりました
看護師さんだからこそ、気付ける言葉だと思いますので紹介しておきます
『親が苦い苦いといって、飲まそうとすると子供は苦いお薬なんだと思ってしまい、かえって飲めなくなるから、もし苦い薬でも神様からのお薬よと言って飲ましてあげるようにしている』とおっしゃっておりました
これは私も気付かなかったのですが、さすが看護師さんだなと思います
これは、漢方薬だけでなく、化学合成の薬にも言える事ですね
お渡しした薬は、苦いお薬ではないのですが飲めるかが心配でした
急性の症状が治まるまで2～3時間おきにあげていくことで1～2日でよくなると思います
漢方薬、特有の急性症状を治す飲み方ですので、市販の化学合成の薬や病院でもらう薬は危険ですので、絶対にやってはいけませんよ
実際に、その場で飲んで頂き、おうちへ帰られてお昼寝をしたら、熱も鼻水も治って今はピンピンしていますと電話で報告を受けました
私もまさか1回（大人の１/１０量）を飲んだだけで治ると思っていませんでしたので、次回、同じ症状が出た時に使って下さいねと伝えました
良くなってよかったです
