子供が欲しいが妊娠できない
また、妊娠することはできるがすぐに流産してしまう方、流産を繰り返してしまう方も実は良く見受けられます(10人に1人ぐらいの割合です)
また自然流産や人工授精、体外受精で流産を3回以上繰り返した方は、4回目に妊娠しても80%が流産する可能性がありますので習慣性流産は要注意です
染色体の異常による流産は難しいですが、それ以外の原因でしたら漢方薬はかなり有効になります
何度も流産するという事は中国医学的には原因があります
習慣性流産の方でホルモンバランスの乱れ、不足や子宮の発育がうまくいっていない場合は、腎の機能低下(腎虚)があると考えます
妊娠するまでは補腎を中心とした周期療法を行い、妊娠してからも安定期になるまでは流産を防止する安胎作用のある漢方薬を服用すると効果的です
腎系を補う『双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)』、『イーパオ』、『ビタエキス』などを良く使います
エネルギー不足や血液の不足の場合は気血を補う『婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)』、『十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)』、『帰脾湯(きひとう)』などを良く使います
胃腸が弱く子宮の筋力が弱い方は『補中益気湯(ほちゅうえっきとう)』、『参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)』などが効果的です
また、最近は免疫異常による習慣性流産も増えてきています
免疫異常には抗核抗体の異常、抗リン質抗体の異常、夫婦リンパ球の類似などが原因になります
免疫異常のタイプや体質によって違ってきますが、『イーパオ』、『黄耆(おうぎ)』、『ビタエキス』などの免疫を調整する漢方薬を良く使います
さらに、流産を防止するという意味では、人工授精や体外受精も同じことになります
自然妊娠との違って人工授精や体外受精は人工的に採卵を行い、移植するということです
基礎体温表の高温期には精子と卵子の着床を安定させる働きと流産を防止する働きのある漢方薬を使いますが、習慣性流産の方にも同じ様なものを使います
流産をされた方は焦らずにまず、体調を整えてから、流産しにくくする体質を作る事です
すると半年もしないうちに母体もシッカリして、流産しにくい体質にすることができます
同じ事を繰り返さないように『妊娠しやすく=流産にしくい』体つくりをお手伝いさせて頂いております