免疫性不妊、抗リン脂質抗体が陽性の場合について記載します
抗リン脂質抗体は脂肪酸のリン酸化多糖類エステルに対する抗体になります(少し難しいですね)
簡単に言いますと血小板や血管の壁に作用して血栓と言って血の塊を生じさせてしまい流産を招いてしまいます
習慣性流産の10~16%に及びます
西洋医学的には血液凝固機能を寛解させ血栓を予防していきます
低用量のアスピリン、ヘパリン療法、ステロイド療法を行います
しかし、これらの方法は母体にとってはたして問題はないのか?と私は個人的に思います
中国医学では体質や自覚症状を見た上で免疫を調整する物をベースにして妊娠しやすい体質にする為に、生理周期に合わせて処方を変えていく方法をとります
その為、『補腎活血』『益気養血』が中心になります
抗リン脂質抗体陽性の方は案外多い様ですが、西洋薬との併用で無事挙児を得ています