不妊治療をされている方が多いため、少しでも役立てばと思い記載しております

不妊の原因も色々ありますが、今回は卵胞が大きくならないという方を対象に記載します

卵胞は生理の3日目あたりから少しずつ大きくなっていきます

FSHと言う卵胞刺激ホルモンによって刺激を受けて幾つかあるうちの一つが大きくなって成熟卵胞へ成長します

基本的には20mmの大きさになりますと排卵するといわれています

ホルモン剤や注射で無理やり卵子を大きくさせたりすると卵子の質が悪くなって妊娠しにくい事はよく見受けられます

多膿胞性卵胞や卵巣が腫れてしまう副作用が有名です

また、焦って16mmぐらいの大きさで無理やり排卵させて受精を試みる病院もあるようですが大半は受精が出来ていないケースが見受けられます

また、運よく受精できたとしても流産される方が多くみられます

その為、最低でも卵胞は18mmぐらいは必要だと思います

漢方薬で卵子の質を良くする物はいくつかあります

一人ひとり体質が違いますので、自分に合った物を使う必要があります

例えば、海精宝、杞菊地黄丸、参茸補血丸、婦宝当帰膠、イーパオ、ビタエキスなどがあります

さらに、その方の体質に合わせて処方を組み合わせていくことが多いです

また、クロミッド、セキソビットなどの排卵誘発剤を長期使用することで子宮内膜が薄くなり排卵はしても『着床はできない=妊娠できない』こともよく見受けられます

子宮内膜は8~13mmほどは必要です

また、高温期に子宮内膜が固い状態ですと受精卵が着床しないため、軟らかくしておく必要があります

これはホルモン剤ではうまくいきません

血流を良くして子宮内膜が柔らかくなって初めて子宮内膜へ着床しやすくなります

この場合、婦宝当帰膠、キュウキイン、セッショイン、冠元顆粒、ビタエキスなどを使うことで子宮内膜を分厚くしたり、着床しやすい様に柔らかくする物を使います

あとは食事と睡眠時間が大事です

食事の延長が漢方薬ですので、食事がメチャクチャでしたら漢方薬の効き目が落ちるのはわかりますよね