体外受精で生まれた赤ちゃんの追跡捜査が新聞に載っていました

体外受精で生まれた赤ちゃんの体重は、凍結保存など人工的な操作を加えるほど重くなることが、厚生労働省研究班の調査でわかったそうです

遺伝子の働きを調整する仕組みに異常がある可能性も考えられる為、将来、がんなどのリスクが高くならないか、15年間、数千人を対象に健康影響を調べていくことにしているそうです

研究班(主任研究者=吉村泰典・慶応大教授)は2007~08年度に、体外受精により正常な週数で生まれた赤ちゃん約2万7千人の出生時の体重を調べたようです

その結果

受精卵をそのまま子宮に戻した場合は平均3003グラム

受精卵を胚盤胞(はいばんほう)という段階まで体外で培養すると3025グラム

凍結保存すると3070グラム

体外で培養し、凍結保存した後に戻した場合は3108グラム

つまり、受精卵に操作を加えるほど重くなったという事がわかります

凍結保存した場合は、正常な週数で生まれた平均体重3060グラムよりも重くなりやすいようです

これらの操作は、妊娠率を高めるために行われるようになったのですが、私個人的な意見としては胚盤包、凍結保存まで人工的に成長させていくと言う事は、言い換えますと栄養を人工的に与えて成長させていく為、自然妊娠で産まれてくる赤ちゃんと比べますと体重が重くなる事は起こりえると思います

ただ産まれてくる赤ちゃんが病的に太り過ぎているわけではない為、大きくは問題ないと思います

学力、忍耐力などは倫理的な問題もあり追跡捜査は難しいと思います

基本的には健康でひとりでも多くの方に元気な赤ちゃんが授かるように引き続きお手伝いをさせて頂きます