福岡の古賀文敏ウイメンズクリニックの院長先生にお話を伺いました 

今回は卵子の寿命について記載したいと思います
卵子は1か月に1回、基本的には1個排卵してきます
たまに、2卵性双生児の方もいらっしゃいます
この型の場合は1か月に1回、2個排卵した可能性が考えられます
人工的に排卵誘発剤を使いますと卵子が2個、3個、…と増えていきます
注射をすると10個、20個と卵子が大きくなってしまう方もいらっしゃいます
そして、卵巣が腫れてしまう方もいらっしゃいます
基本的には1か月に1個、卵子が大きくなるのですが、人工的にたくさん卵子を大きくしていきますと、未成熟な卵ばかりできてきます
本当にこれでいいのでしょうか?
本来なら、1つの卵子にシッカリエネルギーを注いでいく必要があるのですが、たくさんの卵子に力が分散されて、結局使える卵子は1~3個ぐらいとなるケースが良く見受けられます
卵子の質が大切と言っておきながら、やっていることは卵子の質を下げて量を増やそうとしている方が多くいらっしゃいます
ちなみに、卵子は排卵してから、精子と出会い受精する必要があります
受精した受精卵は細胞分裂をして初期胚から胚盤胞にまで成長していきます
さらに、子宮内膜に着床していく必要があります
ということは受精卵になってからもいっぱい、やるべき仕事がたくさんあるのです
それなら、卵子1個を確実に大きくして、質の良い卵子を1個採卵する方法を考えてみることはしないのかなあ?
本題に入りますが、卵子の寿命は排卵すると18時間でなくなっていきます
排卵して6時間を過ぎるころには受精しても途中で発育が停止することがよくあります
だから、排卵して6時間以内に精子と出会う必要があります
言い換えましたら、排卵する前に卵管采付近で精子が卵子を待っている状態になっていることが理想と考えられます
排卵の2~3日前から夫婦関係が保たれているカップルはうまくいきやすいと思います
精子も卵子も正常ということは、お父さんの体もお母さんの体も健康で、精神的にも余裕がある場合というのが一つの条件になると思います
いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談くださいね
http://kanpou-nomura.com  ☜こちらをクリックして頂けますとホームページに戻ります