頸管粘液(オリモノ)検査
精子が頸管粘液(オリモノ)を通じて問題なく通る事が出来ているかを見る検査になります
女性は排卵する時期に粘性のオリモノがでやすくなります(これは正常なんですよ)
正常なオリモノは適度な量、シダ状の結晶、10㎝程の適度な牽引性が必要になってきます
精子はこの粘性のオリモノの中を泳いで子宮を通り卵管の卵子まで行きます
そして、精子は射精時は1億ほどの数から、卵管の卵子までたどり着く時期には数十匹までに激減していきます
このオリモノが出ない方は排卵していない可能性が考えられます
また、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌の不足が考えられます
ホルモン剤などの仕様により卵管が腫れたり、水腫が出来たり、オリモノが出なくなったという方もよくいらっしゃいます
そういう方には卵巣の腫れを鎮めていく物、水腫や筋腫を綺麗にしていく物、オリモノが自然に出るようにしていく物を紹介しております
実際に子宮筋腫、チョコレートのう腫、子宮内膜症、卵管の詰まっていらっしゃる方でも漢方薬を飲んで体質を変えていくことで自然妊娠できる方が少しずつ増えてきています
早まって体にメスを入れなくても体の中から綺麗な健康な体つくりはできるものなんですよ
ただし、一人ひとり体質や症状が違うため紹介する漢方薬は違ってきます
また、漢方薬は体質、症状は改善できますが、精密検査はできません
そのため検査は婦人科の不妊治療専門の病院で受けて下さいね
現代医学と漢方医学のお互いの長所をうまく利用して健康な体つくりの延長が『妊娠しやすい体』=『流産しにくい体』をつくっていけるようにしていきます