明石市 A様 40代 女性
第2子を出産後、体調を崩して疲れも酷く体調を崩しやすかったため、漢方薬で何とかしてほしいと来店されました
甲状腺機能亢進症の為、病院からチウラジールをもらって飲んでいるが特に変わりはないようです
また、ねつきも悪く熟睡できないためメラトニンを飲んでいるそうです
体もだるくなり、すぐに疲れてしまうため、気力だけで頑張っている状態のようです
上半身は熱くなり下半身は冷えるようです
生理は全く来ない状態のようです
また、ストレスも多くイライラしている状態が多いようです
中国医学的には『気血両虚(きけつりょうきょ)』、『上熱下寒(じょうねつかかん)』、『肝鬱気滞(かんうつきたい)』の状態です
そのため、『益気安神』『疎肝利気』の薬をお渡ししておりました
女性に必要な血液とエネルギーをシッカリと補いながら、ストレスを晴らしやすくする生薬を選んでお渡ししました
すると薬をお渡しして1か月ほどしてから疲れがとれてきているという報告を受けました
さらに、実は今まで2年ほど前から生理が来ていない状態であきらめていたのに、生理がくるようになって、ビックリしましたという報告を受けました
私としてもまさか1カ月ですぐに結果が出るとは思っていませんでしたが、結果的に生理がきてくれてうれしく思います
ただ、今までの経過からしますと毎月生理は恐らくこないと思います
今まで無月経の状態でしたので3か月から半年に1回ぐらいのペースでくるようになってくると思います
その為、A様にも毎月はまだ来ないと思いますよと伝えました
でも、体調もよくなって健康になっていただけて良かったです
無月経の原因は脳から出てくるホルモンと子宮が主に関与してきます
中国医学の治療方法は子宮や生殖器をつかさどる『腎系』に栄養を送りシッカリさせていく事と脳から出てくるホルモンの分泌を良くさせていく『活血利気』、そして子宮内膜を分厚くさせて赤ちゃんが授かる体つきにする気(エネルギー)と血液が必要になります
この3つがシッカリしてくると排卵も起こり、生理も1カ月に1回くるようになってきます
個人差はありますので、人によっては治療をしてから3~6か月ほどで変化が見られるようになる方が多いです
今回のように1か月ほどですぐに結果が出る方もまれにいらっしゃると思いますが、焦らずに自分のペースで治療をしていかれるといいと思います
何事にも言えると思いますが、焦る事もあると思います、しかしあきらめなければいい結果に結びつく事が多い様に思います