明石市 30代 女性 K様

第2子不妊の為、婦人科の病院に通ってクロミッドHCG-HMG注射もしていたが、全然妊娠する気配すらない状態で、ご主人様と相談して病院はやめて漢方薬だけで治療するという事で来店されました

病院では子宮内膜が薄く、黄体機能不全と言われたそうです

細かい症状をお伺いしますと

小さい子宮筋腫がある、生理痛も酷い、オリモノはある、肩こり、頭痛も酷い様です

ほてりやすく、タバコも吸うようです(10本/日)

朝起きにくく寝坊しやすい、のどが腫れて痛みやすい、手足や顔が浮腫みやすい、乾燥肌で痒くなる事がある、イライラ腹の立つ事もよくある

生理周期は28~30日、月経期間は7日

以上の事から中国医学では

『気血両虚(きけつりょうきょ)』、『腎精陰虚(じんせいいんきょ)』、『気滞血瘀(きたいけつお)』の状態が見受けられます

そこで、まず始めは母体をシッカリと健康にさせていく方法をとりました

最初は婦宝当帰膠、冠元顆粒をお渡しして体の全体のバランスを整えていきました

すると1カ月ほどしてから、タバコをやめたという報告を受けました

タバコはこれから妊娠する方には良くないという事を理解して頂いたようで一歩前進ですね

正月明けからイライラが酷く、基礎体温表を見てもガタガタした状態が続くため、気の巡りが滞っている状態です

恐らく、ホルモンの検査をするとプロラクチンの値が高い状態だと思います

病院では正常範囲内の場合もよく検査結果を分析すると10ug/mL以上の方は排卵がうまくいきにくい状態です

その場合は疎肝利気の生薬の入った漢方薬を使う事でイライラもとれやすくなり、基礎体温も安定してきます

実際に飲んで2週間ほどで気分の落ち込みやイライラが治まってきたという報告を受けました

2か月ほどで基礎体温も少しずつ安定してきたため、生理周期に合わせて薬を飲み変えていく周期療法を始める事にしました

低温期卵子が育つ時期であり、子宮内膜が分厚くなる時期ですので

『養血疎肝(ようけつそかん)』『益気腎精(えっきじんせい)』の漢方薬

排卵期にはオリモノが出やすく、精子とうまく受精できるようにする『活血疎肝(かっけつそかん)』の漢方薬を追加

高温期分厚くなった子宮内膜を軟らかくさせ手着床しやすくさせる漢方薬を渡しました

もし、仮にうまく受精しなかった時は生理の時に次の周期でうまく受精できるようにする『活血化瘀(かっけつかお)』の薬を飲むように指導しておりました

すると、周期療法を初めて1カ月目ですぐに妊娠しましたという報告を受けました

K様自身もこんな簡単に、すぐに妊娠できると思っていなかったのでビックリされておりました

私も恥ずかしながらすごくうれしくてウルウルきました

漢方薬を飲んで健康になり、さらに妊娠もできたので、とてもうれしいですとおっしゃって下さいました

まだ、スタートラインに立ったところですので、ここ2~3か月は一番流産しやすい時期になりますので、重たい物を持ったり、無理は避けるように指導しました

また、流産させないように引き続き今飲んで頂いている『婦宝当帰膠、ビタエキス』のみを妊娠中も飲んでおくことで疲れにくくなり、流産防止にもなります

のこった冠元顆粒は出産後に必ず使いますので大事においてて下さいね

K様おめでとうございます、引き続きつわり便秘、妊娠高血圧、妊娠時の風邪の時はすぐに電話下さいね