脳から卵巣へホルモンが分泌されているのですが、この脳から分泌されるホルモンに問題がある場合も排卵がうまくいきにくいケースがあります
視床下部―下垂体―卵巣機能 これらの3つが正常に働く必要があります
脳の視床下部に問題がある場合
視床下部からのGn-RHの分泌に問題がある場合で、卵巣機能は問題ない場合は病院の排卵誘発剤が効き易いと思います
脳の脳下垂体に問題がある場合
視床下部からのGn-RHの分泌があっても、脳下垂体からのFSH、LHの分泌がされない場合
FSH分泌が少ないと卵巣機能が低下し卵胞の成長が見られなくなります
症状が軽い場合は病院のお薬が効きますが、重症のときは効果ありません
卵巣機能の低下が問題となる場合
排卵誘発剤を長期に渡って使用することで卵巣機能が低下する場合や、卵巣の外科的手術により低下してしまう場合もあります
また、FSHの刺激があっても卵巣の反応が悪くなるとFSHはどんどん高くなり機能が低下していきます
中国医学では『腎虚』『血瘀』『肝鬱』が主な原因になります
その為、『補腎』と言いまして子宮にエネルギーを送り込み子宮を若返らせていく必要があります
また、血液をサラサラにして子宮内環境を良くして、妊娠しやすい体質にしていく必要があります
ちなみに病院には卵巣機能を高めるお薬は残念ながらありません