今回は赤ちゃんが授かりやすくなるタイミング療法について記載していきます
タイミング療法では、正確な排卵日の予測がついたら、その日に合わせて性交をします
さらに、予測される排卵日の前後にも機会を持っておけば、排卵日が予想から少しずれたしても安心です
ただし、『この日に性交を』というのは、『この日だけ』ということではありません
タイミング療法を行っている夫婦の中には、『排卵日に絶対に関係を持たなければならない』という思いが強すぎて、性交そのものが妊娠のための義務のようになっているケースも多くなります
そして、排卵日にかける女性側の強い思いは、しばしば男性に過度のストレスを与えてしまいます
中には『排卵日が怖い』と感じる男性もいるほどなのです
本来、性交はリラックスした状態で、楽しみながら行うものだと思います
より深い感情を伴った性交では、男性の射精量が増える可能性がありますし、女性の方でも、頸管粘液の分泌が増し、さらに子宮が収縮してスポイトのように精子を吸い上げる作用も出てくるとの説もあります
つまり、愛のある情熱的な性交の方が、妊娠しやすいのではないか、ということです
また、性交の回数は、妊娠率を左右します
これといった不妊原因が見当たらない場合、妊娠率は性交の回数が多いほど高くなります
私の経験で最も妊娠しやすかったのは性交の回数が『月に5回以上』の夫婦でした
特に排卵期の時期に集中して関係を多く持つ事がより成功率を高める事が分かります
言い方を変えれば、月に1~3回だけ排卵の時に関係を持つ夫婦仲の場合は、かなり難しいと思います
卵子の寿命は排卵後12~14時間ですが、精子は女性の体内で1~2日間、受精能力が維持すると言われています
言い方を変えれば、たとえ排卵日がわからなくても、2日に1回性交をしていれば、精子と卵子が出合うチャンスが毎月必ずあるといういことです
不妊治療では、治療が進むにつれて、性交の回数が減っていく傾向があると言われています
タイミングを合わせることは確かに重要ですが、性交自体の回数を増やし、また楽しむことも、妊娠にとっては非常に大切だということを忘れないでおきましょう
赤ちゃんが授かりやすくなる為には、まず夫婦仲が良い事です