姫路市 I様 33歳 女性
今まで病院に行って不妊治療をしていたが原因も分からず、治療を続けていたのですが体調が悪くなってきた為、心配になって漢方薬で赤ちゃんを授かりたいという事で来店されました
細かく伺いますと
生理前に刺す痛みがあり、体も冷えやすいようです
肩こり、頭痛が酷く、お腹が張る事があるそうです
疲れやすく、体もだるい日が続くようです
オリモノはホルモン剤を飲んでから少なくなって、生理も4~5日あったのですが、2日ぐらいになってきているそうです
ホルモンの検査結果
FSH 8.8
LH 7.6
PRL 8.6
E2 15.7
以上からLHが高い、E2が少ない事が分かります
中医学的に診ますと『気血両虚』、『気滞血瘀』、『腎陽虚』の状態です
その為、子宮にエネルギーを送っていく物、気の巡りを良くしてストレスを晴らしていく物、子宮内の血流を良くしていく物、女性ホルモンの分泌を良くしていく物をお渡ししました
また、オリモノが少なく、生理の量も少ない状態ですので、温灸をお勧めしました
毎日、神闕(しんけつ)、関元(かんげん)、気衝(きしょう)、命門(めいもん)のツボを温めるように指示をしました
すると2週間ほどで疲れや肩こり、頭痛、胸の張りが無くなって体調が良くなってきているという報告を受けました
引き続き体調に合わせながら処方内容を少しずつ変更しながら様子を見ていきました
1か月ほどすると生理痛も無くなり、血の塊のなくなってきているという報告を受けました
冷えも軽くなってきているようです
基礎体温も綺麗な2相性になってきている為、排卵の時だけでなく低温期、高温期にも関係をとる事が大切という事をお伝えしました
すると12カ月ほどで妊娠しましたという報告を受けました
I様は不妊治療がとても長かったそうで、まさか2か月ほどですぐに妊娠できると思っていなかったらしく、とても喜んで下さいました
また、流産が心配という事ですので流産防止のお薬をお渡しさせて頂きました
さらにインフルエンザが心配という事でしたので風邪やインフルエンザのウイルスをやつける物もお渡ししました
病院で原因不明と言われている方も多いと思います
原因が分かっているならさらに治療はしやすいのですが、中国医学的に診ますと原因は大体、自覚症状を伺いますとわかります
その為、不妊治療をされている方は、ほぼ90%以上の方が健康になられて妊娠されていきます
中国医学では妊娠しやすい体質にしていく事で、健康になりながらさらに、赤ちゃんが授かりやすくなってきます
一人ひとり、体質や自覚症状が違います
また、季節や気候によっても、毎回処方内容は変わるのが普通です