月経に関して起こる症状は、人によって違ってきます
今回は、生理の色々な症状について記載します
例えば
イライラする、怒りっぽくなる、涙もろくなる、便秘になる、下痢になる、お腹が痛い、頭が痛い、背中が痛い、腰が痛いなどがあります
しかし、これらには個人差があり、何ら症状のない人もいれば、決まって起きる症状を持つ人、その痛みの度合いもひとりひとり違います
基礎体温をつけている人は、痛みがあったときには、その痛みについても備考欄に書き込んでみてください
「いつ、どこが、どのように痛むのか」
何周期かにわたり、これを書き込むことによって、月経周期のいつ頃に起こっているのか、周期的に起こる痛みなのかがわかります
周期的に起こっているのであれば、月経に関係しているかもしれませんね
このことから、「あ、そろそろ生理が来るかな」という予想ができます
痛みや不快な症状の上手な対処方法もみつけられる事も多いです
月経痛
月経痛は、器質性と機能性に大きくわけることができます
器質性は、子宮などに異常があることが原因で起こるもの
機能性は、はっきりとした異常がないけれど痛みが起こるものです
子宮内膜症(子宮以外のところに内膜ができてしまう病気)、
子宮筋腫(子宮の筋層にできている良性の腫瘍)、
子宮腺筋症(子宮内膜が子宮筋層の中に入り込んでいく病気)などがあり痛みが生じる場合は、器質性月経痛が疑われます
痛み刺激物質(子宮内膜で分泌されるホルモンの一種)が多い心理的なものは、機能性月経痛と考えられます
日常生活に支障がでるほどの痛みがあれば、月経困難症と診断されると思います
月経前緊張症(PMS)
多くの女性に見られる症状で、月経のはじまる約1週間前から、不眠、イライラ、憂うつ、乳房痛、便秘、のぼせ、むくみ、下腹部痛などの症状は現れ、月経開始とともにこれらの症状が改善する、または、なくなる場合をいいます
月経不順
月経周期が安定せず、期間が長くなったり、短くなったりすることをいいます
月経周期が異常に短いものを頻発月経、逆に月経周期が異常に長くなるものを稀発月経といいます
無月経
無月経には、原発性無月経と続発性無月経があります
原発性無月経とは、18歳を過ぎても初潮が一度もない場合をいい、続発性無月経とは、それまであった月経が3ヶ月以上停止している状態をいいます
過少月経、過多月経
月経血量が異常に少ない状態を過少月経、異常に多い状態を過多月経といいますが、量については明確な基準はありません
器質的な病気に関しては病院の検査でわかる場合が多いです
普段の生活において、食事、睡眠など生活リズムが乱れやすい方に色々な症状が起きやすいと思われます
体質を変えていく事で、健康な体に変わっていく方も多くいらっしゃいます