日本人の女性は一般的に冷え症の方が多く見られ、これは普段の生活習慣と深く関係していると思われます
8~9割の方が冷えやすいようです(残りの1~2割の方は熱がこもりやすい、ほてりやすい方です)
冬でも短いスカートを履いたり、アイスクリームなど冷たい食べ物を摂っていたり、体を冷やすことによって影響を受けやすい臓器が胃腸と子宮になります
体内に冷たいものが入ると、胃腸の働きが鈍くなって血の巡りが悪くなります
それによって痛みが出たり、卵巣周辺の血管が収縮して血行障害になります
こうした状態が続きますと子宮筋腫や卵巣嚢腫になりやすかったり、排卵障害が起きやすかったり、月経痛にもつながりやすくなってしまいます
体表部に冷えを感じなくても、体の芯が冷えているという方が、最近多く見受けられます
体の芯とは、体の中心部、つまり人間にとって大切な臓器が集中している部分です
この体の芯が冷えていることは、妊娠を希望する女性にとっては、弊害になってしまいます
特にお腹と腰、足首が冷えやすい方は要注意です
その為、寒くなる季節は特に温灸がお勧めです
神闕(しんけつ) おへその部分
関元(かんげん) おへその約5㎝下の部分
気衝(きしょう) 左右の股の関節部分
命門(めいもん) おへその後ろ、腰の部分
毎日30分ほど温めていく事で子宮が温まり、卵巣機能が良くなり、卵子の質も良くなってきます
また、オリモノが少ない方、多い方は気衝の部分を特に重点的に温めていきましょう
普段の食事は加熱処理をした温かい物を召し上がるようにしましょう