今回はガンの化学療法について記載します
一般的には抗がん剤と言われる物になります
化学療法
化学療法は、化学物質(抗がん剤)を用いてがん細胞の分裂を抑え、がん細胞を破壊する治療方法です
抗がん剤の投与方法は、経口投与(口から薬を飲む方法)や静脈内注入(血液中に薬を入れていく方法)などがあります
これは血液に入って、全身のすみずみまで運ばれ、体内のどこにがん細胞があっても、それを全滅させていきます
その為、全身的な治療に効果があります
またこの全身投与のほかに、腫瘍自体の栄養動脈内に投与する動脈内注入や漿膜腔(しょうまくくう)内に直接注入する方法などがあります
しかし、抗がん剤には、がん細胞を破壊するだけでなく、正常な細胞も損傷させてしまうという作用(副作用)があります
現在のところ、副作用のない抗がん剤はありません
主な症状として、吐き気、嘔吐や粘膜障害、脱毛、骨髄抑制による白血球の減少、血小板減少、貧血などがあります
これらの副作用に対しては、医療従事者が対応してくれます
あまり神経質にならず、経口剤であれば医療者の処方に従って服用することが大切です
また、薬の使用を中止すれば副作用は軽くなってくる事が多いです
個人的アドバイスとしては頑張り過ぎない事です
人間には体力の限界というものもあります
頑張ればすべてが良くなるというものではないこともあります
本当に辛い時、苦しい時、痛い時は治療を休憩する事も大切です
医師、看護師さんにも伝えましょう
漢方薬で抗がん剤の副作用を軽減する事も出来る場合があります
病院の治療を邪魔することなく、ひとりでも多くの方が、快適な生活が送れますように、アドバイスをさせて頂いております