最近、雑誌や新聞の宣伝をよく目にします

痛散湯は麻黄、杏仁、薏苡仁、甘草、防已の5種類が入っております

これらは、体に不必要な水分が溜まり過ぎて、膝や腰が痛い若しくは、重い症状が酷い方には必要かもしれません

しかし、体が乾燥しやすい方、心臓の弱い方(特に動悸がしやすい方)、汗をかきやすい方、体がほてりやすい方、眠れない方、胃腸の弱い方、下痢しやすい方は注意した方が良いと思います

保険で処方されるツムラやクラシエさんの麻杏薏甘湯も同様です

誰にでも効く様な漢方薬はまず、ありません

一人ひとり体質が違います

できれば、漢方薬は一つ一つの薬草の効能効果が分かる方に聞く事をお勧めします

漢方薬は病名だけで処方すると、効かないどころか、体調を悪化させる事があります

ちなみに、麻黄は汗をかかせて体を温めていきます

また、気管支を広げたり、胃酸を出しやすくしたり、心臓がドキドキしやすくなるかもしれません

薏苡仁や防已は体に溜まっている余分な水分を体の外へ排泄していきます

という事は、体が乾燥しやすい方、ほてりやすい方、寝汗が多い方は合いにくいかもしれませんね

杏仁は咳止めや乾燥した便秘の方にも使う事があるかもしれませんが、この処方の場合は下半身に聞かせていく為に入れていると思います

胃腸の弱い方は杏仁だけで下痢する方もいらっしゃいます

膝の痛み、腰の痛み、五十肩、関節痛など一人ひとり体質や自覚症状が違います

色々試してうまくいかない方は是非、ご相談下さいね

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