AMHの検査を受けて1.0以下といわれました

とかなりショックを受けてこられる方が多いのでブログに記載しておきます

最近、気にされる方が多いアンチミューラリアン・ホルモン測定検査です

一般的には抗ミュラー管ホルモンまたはAMH検査って呼ばれています

何回かブログで記載したのですが、あまりに勘違いをしている方が多いので再度、復習しましょう

AMHの数値って一体、何を表すのでしょうか?

一言で言いますとAMHの数値って『卵巣内にどのくらいの卵の数が残っているか』を予測する検査です

別名、卵巣予備能力といいます

あくまで予測値ですので、絶対ではありません

卵巣内の卵子の数は胎児の時(妊娠5~6カ月)が600万~700万個で最も多いんです

うまれる前が一番多いってすごいですね

そして、出生時には、いきなり200万~300万個に減ってしまいます

初潮の頃には30万個ぐらいに減ってしまいます

35歳で5万個に・・・

50歳で1000個程度となり閉経を迎えるとされています

あれ?0個じゃないの?と思われる方も多いと思います

そうです

閉経しても1000個程度は残っているのです

実際に、AMHが0といわれた方が、採卵して妊娠された方もいらっしゃいました

年齢とともに卵子の数は減少する傾向があるのは事実ですが、必ずしも年齢に比例してAMH値が低くなるとは限らないということになります

同年齢の女性を比べたところ、人により卵胞数の減少状態が異なっていたという報告もあります

意外と個人差が大きいことが明らかになっています

つまり、AMHの検査は、あとどのくらい卵が残っているのかは分らないということです

卵の質とAMHは関係ありません

よくAMHが低いと、卵子の質も悪いって勘違いしている方が多いのですが、質の検査をしているのではありません

今は情報社会の為か、インターネットで不妊について調べすぎて情報に溺れている場合、勘違いしやすいんです

もう一度言いますけれども、AMHが0でも卵子は1000個程度は卵巣に残っていますし、妊娠された方はいらっしゃいます

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