明石市 34歳 H様 女性

婦人科の無排卵、無月経を治療されておられる方が漢方薬を飲み始めて3か月ほど続けていただきまして生理が来るようになったという報告を受けました

この方が最近しもやけで手が赤く炎症を持って痒みもあるという事で、『桂枝末』をお渡ししました

この方は婦宝当帰膠、ビタエキス、冠元顆粒を生理周期によって使い分けて飲んで頂いているのですが、そこへ『桂枝末』を入れることで陽気を体の隅々まで行き渡らせて冷えをとることでシモヤケが良くなったと思います

この方はもともと、のぼせ症で、ニキビもできやすいため温める物ばかり使用すると皮膚の炎症が酷くなりますので注意が必要になります

ちなみに『桂枝』と『桂皮』は同じ薬草の仲間ではあるのですが、効能効果は違います

少し難しい事を記載しておきますね

『桂枝(けいし)』通陽経脈(つうようけいみゃく)と言いまして陽気を体中に巡らせる作用があります

『桂皮(けいひ)』引火帰原(いんかきげん)と言いましてを温めて冷えをとる作用があります

冷えるからと言って温めるものばかりを使うのは、体の炎症を悪化させてしまうため、一人ひとりの体質をみる必要があります

あまり大きな声では言えませんがツムラ、クラシエ、ドラックストアーなどの市販で買う事ができる漢方薬はこの違いをあまり気にしないみたいです

その為、薬の効き目、切れ味があまり出ないように感じられます

中国医学をされている方はシッカリと使い分けられている方が多いように見受けられます

わたしは勿論、効能効果を期待して使い分けますよ