漢方相談をしておりますと、睡眠不足、睡眠時間は確保しているが寝る時間帯が遅すぎる方が多く見受けられます
色々仕事や趣味、勉強などやることがいっぱい、やりたいことがいっぱいという方は、寝ることが後回しになりがちだと思います
睡眠不足は仕事中眠たくなるだけじゃなく、健康への影響も及ぼします
では、一体どんな悪影響があるのでしょうか?
①体重の増加
寝ている間、私たちは食欲やエネルギー代謝、グルコース処理などを助けるホルモンを分泌しております
しかし、寝不足はこれらのホルモンのバランスを壊します
例えば睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールや、食後のインスリン分泌量を増やしております
高レベルのインスリンは体重増加に繋がります
また、糖尿病になりやすい、または糖尿病の症状が悪化しやすい状態になります
一日5時間以内の睡眠で2型糖尿病を発症するリスクが2倍になるというデーターが出てきております
②心臓に負担がかかりやすくなります
71,000人の女性を対象に行ったアメリカの研究で、1日5時間以内の睡眠は心臓病が発症しやすい事がわかりました
睡眠不足になると、体が警戒態勢に入り、ストレスホルモンを高め、血圧も上がります
そして高血圧は心臓病の最大の原因になります
③体が疲れやすくなり、怪我をしやすくなります
睡眠不足は思考や判断能力を鈍らせます
集中力も落ちるため、仕事や勉強に悪影響を及ぼします
不眠症の人は昼間眠くなるため事故率が高くなり、仕事場でのけがも多くなりやすいと思います
特に車の運転する人は注意が必要です
何時間寝たというよりも、何時に寝たかの方が実は大切です
できれば11時までには眠るようにしましょう
夜の11時から2時の間に、脳内からホルモンが分泌されてきます
この時間帯に起きておりますと、体も疲れやすくなり、午前中はボーっとすることが多くなると思います
太陽とともに生きていくということが大切です
人間は食事と睡眠をシッカリ摂ることで体を休めたり、健康を維持できると思います
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