子宝相談で悩まれていらっしゃる方も多いと思います。
35歳を過ぎると卵子の質が悪くなる、流産率が高くなるという事を言われております。
勿論、事実なのですが、これから記載していく事も事実です。
特に高齢妊娠、高齢出産で心配事も多いと思いますが、是非、見て頂きたいと思います。
「50歳以上の出生数(厚生労働省、日本産婦人科学会公表データ)」
厚生労働省より平成26年度、27年度の出生順位別の出生数のデータが公表されました。
興味深い点は
平成26年度
50歳以上の出生数 58名
45歳から49歳の出生数 1214名
40歳から44歳の出生数 49606名
また一方で日本産婦人科学会ARTデータBOOKではART治療(高度生殖医療)による出生数(生産周期数)によると
平成26年度
50歳以上の出生数 4名
45歳から49歳の出生数 122名
40歳から44歳の出生数 7667名
となっており厚生労働省の発表データと日本産婦人科学会の発表データから、どういったことが言えるかと言いましたら
50歳以上の自然妊娠率 93.1%、
45歳から49歳の自然妊娠率 89.9%
40歳から44歳の自然妊娠率 85.0%
となりほとんどが自然妊娠である点です。
年齢による卵子の老化は否めませんが良い卵子を作る身体があれば50歳でも妊娠出産が出来る事がデータよりわかると思います。
不妊治療をされている方が多いと思いますが、不妊治療だけに頼らず、併用して生活習慣の改善、漢方や温灸などの東洋医学を取り入れた「妊娠しやすい身体づくり」をすることで自分の体が健康になり、妊娠力も同時に上がり、自然妊娠することも可能という事がわかると思います。
卵子の老化を防止するには、毎日の睡眠、食事、適度な運動です。
生活習慣と物事の考え方がとても大切になります。
女性は閉経しない限り、排卵も生理も来ます。
言い換えれば、閉経しない限り妊娠する可能性はあるという事ですね。
まずは、自分の生活リズムを見直して、改善すべきところは変えていく必要があります。