今は亡き師匠の思い出
私が中国医学を学んで一年目
東京の吉祥寺で
中医学の師匠とフランス料理を食べに行きました。
基本的に好き嫌いはありませんので
何でも食べます。
前菜が来て
順番に少しずつ、ゆっくり出てくるフランス料理。
それに併せて、ワインやシャンパンなど
アルコールを選んで食事を楽しむのがフランス料理。
魚にはこれ、肉にはこれがいいなど
相性があるそうですが・・・。
師匠は午後からも仕事、私も研修。
と言うことで師匠はアルコールなし。
私は見た目は大人、中身は子供。
と言うわけでアルコールは飲めません。
お腹すいてるし
お酒飲めないので
間が持たない。
中盤当たりで、パンが登場。
パンはおかわり自由らしい。
そこで、お腹が減っていて
料理はゆっくりと少しずつ出てくるから
パンをおかわり。
勿論、師匠もパンをおかわり。
2~3回、おかわりしておりましたら
店員さんが
『ここはパン屋ではありません』
・・・・・
女性客がほぼ9割、男性客は師匠と私の2人。
まあ、普通に浮いています。
会計を済ませて
師匠が一言
『男にはフランス料理は向かないな。』
私も
『おっしゃる通りです。』
出来たら
最初に全部もってきて欲しいかも・・・。
『フランス料理定食』
こんなんあれば、面白いかもね。
ふと、師匠のことを思い出しました。
師匠はこの世にはもういませんが
普通に私の心の中では
生きておられます。
師匠の志を私も引き継いで
やっております。