子宝相談をしているとインターネットや他の店でお勧めして買ったのですが本当に効くのか?続けていいのか?とご相談に来られる方が多数いらしゃいましたので記載しておきます

不妊症のご相談に来られます女性の方々は、インターネットの情報をもとに、いろいろなサプリメントを服用されている事が多いようです

ビタミン剤、葉酸、マカ、亜鉛、ローヤルゼリーなど色々です

例えば、蒲公英(タンポポの根)について、1年間服用すると、温かい子宮、厚い内膜ができるということで服用されている方々から、本当に蒲公英の服用を続けていていいのか、という質問があります

私はこれにとても驚きました

そのため『タンポポの根』にそういう効果はまったくないとお答えしています

中国人民衛生出版社『漢方医学大辞典』薬物編に、次のように書かれています

蒲公英(ほこうえい)、別名は黄花地丁、婆婆丁、女万汁草、黄花三七

キク科植物モウコウタンポポの根付きの全草である

中国大部分の地区に分布する

性味は苦・甘、寒、肝・胃経

効能は、清熱解毒、消腫散結

臨床応用は

上気道の感染、扁桃炎、咽喉頭痛、流行性耳下腺炎、結膜炎、リンパ節炎、肺炎、急性胆のう炎、膵臓炎、胃炎、腸炎、赤痢、急性乳腺炎、虫垂炎、尿路感染症、骨盤炎、疔、〓(病垂に節)などの化膿症に有効です

つまりタンポポは消炎剤であり、抗生物質のようなものになります

身体を温めるのではなく身体を冷やすものです

炎症や実熱がある場合は使いますが冷えなどの症状には使わないです

ちなみに乳腺炎、口内炎、のどの痛み、インフルエンザ、腫瘍などに使う事はあります

子宮が温まるという根拠はまったくありません