今回は産後の養生について記載します

妊娠中&出産直後は、病院でも貧血検査をしてくれますので、大きくは問題ないと思われますが、授乳がすすみ離乳食もはじめってきますと、お母さんの体の管理にまで、気が回らない事が多いです

毎日、赤ちゃんと24時間体制で休みも無く、疲労が蓄積してくるものの、自分の事よりも赤ちゃんに力を注ぐ毎日が続きます

妊娠中は胎盤を通して赤ちゃんにたっぷり血液を提供しますし、出産時にも消耗します

さらに産後は母乳という白い液体になって血液を赤ちゃんにあげますよね

その為、1年~2年ほど『血液の提供』が続きます ⇒ とても大変ですよね

血液は毎日の食事によって作られます

最初の頃は2~3時間おきに、夜中も3回ほど授乳等で起きますので、熟睡時間も減ってしまいます

もし授乳が落ち着いたり離乳食になっても不眠が残っているお母さんであれば、血液は不足しやすくなり疲れも溜まってきます

1年以上も血液が少ない状態が続きますと以下の症状が出やすくなります

□ 睡眠が浅くなり、よく目が覚めたり、夢をみる事が多い
□ 余裕が無くなる為、気分が沈みやすくなる
□ 生理周期が不規則になったり、出血量が少なくなる
□ 肌が乾燥して、艶が無くなったり、くすみがちになる                             □ 爪に縦線やもろくなったり、髪がパサつくようになる
□ 目の乾燥や目の疲れ、頭痛、肩こりがする
□ 体が冷えやすくなっている

チェックが多くなるようでしたら『血液不足』の疑いが考えられます

食事の延長が漢方薬になります

その為、まずは毎日の食生活がとても大切です

朝食に味噌汁を取り入れて胃腸を温めていきましょう

パン食よりもご飯をお勧めします

朝食抜きの方はホット豆乳や野菜ジュースなどで良いので、起きたら何かを食べる習慣をつけましょう

そうする事で午前中の仕事はしやすくなると思います昼食は一番消化吸収力が高まっている時なので、肉や魚、卵などの動物性タンパク質を取り入れ易い時間帯になります

外食になる方は、コンビニ弁当ではなく週のうち半分は和定食があるお店を選んで出来たての物や旬の食材を食べましょう

夕食は少なめでも構いません(すぐに寝てしまうと脂肪として蓄積されてしまいます)

朝、昼はたくさん食べて、夜は少なめの方がいいと思いますよ

家庭を支える本当の大黒柱は『お母さん』ですよ

お母さんが元気がなければ、病気になって、倒れたりでもしたら、ご家族の方はとても大変だと思います(お母さんのありがたみが分かると思いますが・・・)

倒れる前に自分でできる予防はしていきましょう

まずは3食の食事と睡眠です

これができておれば、大きな問題はないと思います

それでも駄目な場合は、ご相談下さい

からだを健康にすることはできます