今回はアトピー性皮膚炎について西洋医学的に記載します
アトピー性皮膚炎を持っている方は、ほとんどが角質とセラミドで作られる角質層が薄くて、バリア機能が上手く働いていない方が多いからです
バリア機能が上手く働かなくなると、水分が逃げて更に角質層が弱くなり、菌やアレルゲンが皮膚から入ります
こうなると、どうしても皮膚炎が悪化します
体や頭の洗浄剤は、自分の肌に合う物を使いましょう
「フィラグリン」は角質を作る時に必要なタンパク質です
角質の主要のタンパク質である、ケラチンをまとめるのに使われるタンパク質で、ちゃんと角質細胞が作られるとアミノ酸に分解され、天然の保湿成分となります
このフィラグリンを作り出す遺伝子に異常があるとアトピー以前に、尋常性魚鱗癬になる確率が高いです
いわゆるサメ肌やそれの酷くなったものです
確かにサメ肌のお子さんはアトピーになりやすいですが、角質に対する正しいスキンケアをすれば、肌の状態も良くなります
市販の安物保湿剤は大体ワセリン系ですので、ある程度角質がしっかりしてこないと意味がありません
爪で肌を擦って、白い筋のできるような方は、角質がもろいのでワセリン系はお勧めしたくない保湿剤です
また、パラベンが肌に刺激を与えるので駄目と言われますが、抗菌防腐の作用で必要かもしれませんし量的には微々たるものなのであまり気になさらなくてもいいかもしれません
病院に行くと保湿剤ですと処方されるヒル○イドソフトに入っている界面活性剤(乳化剤)の方がよっぽどお肌に悪いと思います
パラベンフリーの保湿剤は、開封すると食品と同じですので常温で放置すると、菌、カビ、繁殖します
保存は冷蔵庫で早く使い切らないといけません
容器で指を突っ込んで塗ったりしてるならそれを常温放置したら、菌の温床になります
これだけでも、危ないのは分かりますよね?
肌の炎症を鎮めて、保湿をしながら、皮膚の再生を促すローションがありますので、私はアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬の方にお勧めしている物があります
掻き毟って傷がある方以外は大体、調子がいいと続けて頂いております
外用のケアは大切ですが、毎日食べる食事の方がさらに大切なんですよ