基礎体温を付けているが、2相性にならずにずっと一相性のままの方もいらっしゃいます
たまに正常な方でも、月によっては一相性の状態になる方もいらっしゃいます
これが毎月続くようでしたら問題になります
また、無月経の状態の方もいらっしゃいます
この方の場合は一度ホルモンの検査を受ける必要があると思います
エストロゲン、プロゲステロン、FSF、LH、テストステロン、プロラクチンの値がどうなのか?
を調べたうえで治療をする必要があります
3か月ほど生理が来ない場合はホルモン剤で無理やり生理を起こさせる方法もありますが、これではいつまで経っても自力で排卵もしないし、生理も来ないので体質を変えていく必要があると思います
中国医学的には『肝腎両虚』、『気滞血瘀』、『腎精不足』の状態になります
この場合は『補陽腎精』と『活血利気』、『養血益気』をする必要があります
今までの生活習慣を改めていく必要もあります
最初は両方行って様子を見る
全く変化がないようなら、飲み方を変えていく
1週間おきに『補腎』と『活血』の薬を飲み変えて体に変化を起こさせていく
すると、大体のケースで自然に生理がくるようになると思います
それでも生理がきにくい場合は『補腎』の力が弱いケースが多い場合や冷えやすい場合は腎系を補う(子宮に栄養を与えていく物)物を追加する必要があります
そして『補腎』は2週間ずつ、『活血』は1週間ずつ、飲み方を変えていくことで体質は変わってきます
これをしばらく続けていくと排卵も起こるようになり生理もきやすくなると思います
もし、プロラクチンが高い場合は違う方法になります
出産して赤ちゃんに母乳をあげている場合はプロラクチンの数値は高い状態です
これでは排卵もしませんし、生理も来ないのは当たり前になります
この場合は中国医学的には『肝鬱気滞』の状態ですので炒った麦芽を中心に使っていくことでうまくいくケースが多く見受けられます
一人ひとり体質や症状は変わりますので、病名は同じでも使う物が違ってきます