妊娠には科学的妊娠と臨床的妊娠があります

尿検査の妊娠反応がプラスになるというのは化学的妊娠です

妊娠周期でいえば4週目ぐらいになります

着床してから1週間くらい後、化学反応があるだけで、超音波でも見えない状態です

それから1週間くらい経つと、超音波で3ミリとか5ミリの袋(胎嚢)が見えてきます

この袋が見えた事を確認したときが臨床的妊娠です

この時期で5~6週目になります

子宮内膜に着床した後は、外部から栄養をもらって赤ちゃんにまで育っていきます

妊娠反応がプラスでも、臨床的妊娠までいかない場合もあります

また、胎嚢はあるのに胎児の部分が育っていない、いわゆる稽留流産のような場合もあります

順調に育つと、まず袋が見え、袋の中に卵の黄身があり、その横で血管ができ、心臓ができ、フィータルハートビートと言いまして、心拍が分かるようになります

心拍が確認される時期で7週目ぐらいになります

産婦人科さんへ検診を受ける時期は6~7週目ぐらいが良いと思います

早く行きすぎてもまだ、袋も見えませんので後日、来て下さいと言われる方も多いようです

排卵から着床までがおよそ1週間ぐらいです(高温期中旬ぐらいです)

卵子は排卵後1日くらい授精可能ですし、精子も数日生きています

ちなみに、子宮外妊娠というのは、受精卵が子宮まで運ばれずに、卵管の途中で大きくなってしまったものになります

これらのひとつひとつのステップが確実に進むと、妊娠となります