夜尿症(おねしょ)の治療法
夜尿症(おねしょ)の治療には生活指導が大切になります
以下の3原則があります
1. 起こさず … 膀胱に溜まった感覚を自覚させるためには尿をする前に起こしていると、かえって、起こされるから安心してしまうことがあります
2. あせらず … 夜尿症には自律神経の影響が大きく、焦ると、自律神経の変調を起こすためにかえって、治りにくくなります
3. 怒らず … 自律神経は、ストレスに反応しますので、怒られると、自律神経の変調を起こします
逆に夜尿しなかった時には褒めてあげましょう
具体的な対策としては、
* 寝る2時間前からは水分をとらないようにする
* 寝る前に必ず排尿させる
* 昼間に膀胱の大きさを増やせるよう、午前中や午後の早い時間帯に水分を取るようにする
* 厚めの下着にして、おむつをやめるようにする
* 夜尿がなかった日は必ずほめる
* 夜尿をしても叱ったり、文句を言わない
* あまり排尿のことを注意しないようにする
* 夜尿は自然に治るものとして接する
* 夜尿アラーム(夜尿の水分を感知して警報の鳴る装置)を使う(有効率は62~78%)
夜尿アラームが効くメカニズム
夜尿(おねしょ)アラームを使うことで、寝ている間に膀胱に尿を保つ力がつき、朝までおねしょをせずに持つようになると期待されています
夜尿アラームの目的は決して起こすことではありません
アラームを鳴らさずに寝ようという意識が働き、夜尿をしなくなると考えられています
ただし、アラームが鳴ると周りの人は目が覚めてしまい寝不足になるかもしれないので、使用時は注意が必要です
私は毎日している子が1回でも漏らさなかったら褒めるようにしています